SIP 革新的燃焼技術 ガソリン燃焼チーム

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本研究について

本WEBサイトは、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的燃焼技術」において、「ガソリン燃焼チーム」が実施する研究開発の取り組みおよび活動を紹介するものです。

「ガソリン燃焼チーム」は、JST殿との研究契約に基づき、リーダー大学を担当する慶應義塾大学が日本全国の22大学(29クラスター)と共に、また、自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)の支援を受けて強力な産学連携体制のもとに「高効率ガソリンエンジンのためのスーパーリーンバーン研究」を推進しております。

ガソリンエンジンの熱効率50%達成を目標とする「超希薄低温燃焼」の実現に向けて、サイエンスとテクノロジーの両面から革新的燃焼技術にアプローチいたします。

飯田訓正 特任教授

研究責任者
特任教授(研究)飯田訓正
慶應義塾大学大学院理工学研究科

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トピックス&ニュース

SIP「革新的燃焼技術」Research Report 2019.1 が発行され・・・

JST科学技術振興機構が、SIP「革新的燃焼技術」Research Report 2019.1を発行しました。 JSTのホームページからダウンロードできますのでご覧下さい。 ガソリン燃焼チームからは、下記6件の研究成果が紹介されました。 (1)東京工業大学大学院 齋藤さん「メタン・空気、n ヘプタン・空気予混合気の着火遅れ時間に対する乱流の影響」 (2)大阪府立大学大学院 土井さん「層流燃焼速度に及ぼすEGR の影響を解明」 (3)明治大学大学院 出島さん「エンジン内壁面の熱流束を測定する薄膜抵抗体センサの開発」 (4)東北大学大学院 上杉さん「高強度乱流場におけるナノ秒パルス放電プラズマによる着火挙動の観察」 (5)千葉大学大学院 佐藤さん「混合気の縦方向弱成層化によりリーン限界の拡大・熱効率の向上に成功」 (6)上智大学大学院 村井さん「SIP 詳細反応モデルのバージョンアップによりエタノール自着火の予測性能が向上したことを実証」 http://www.jst.go.jp/sip/pdf/sip_nensyou_research_r...

SIP「革新的燃焼技術」最終公開シンポジウムが開催されました

日時:2019年1月28日(月) SIP「革新的燃焼技術」の最終公開シンポジウムが、JST(科学技術振興機構)の主催により、東京大学 安田講堂において開催されました。 ガソリン燃焼チームからは、スーパーリーンバーンの実現により正味最大熱効率が目標値の50%を超える51.5%を達成できたこと、22大学28クラスターが協力して世界を牽引する要素技術を創出したことなどについて、リーダーの飯田特任教授(慶大)、着火向上班班長の津江教授(東大)、火炎伝播促進班班長の北川教授(九大)、冷却損失低減班班長の小酒教授(東工大)、燃料・ノック抑制班班長の三好教授(広大)、モデル/ばらつき縮減班班長の森吉教授(千葉大)らから報告しました。 また、店橋教授(東工大)は、3次元燃焼解析ソフトウェア「HINOCA」のセッションにて、ガソリン燃焼チームが構築した実験式やモデル、および乱流境界層の計算手法等の「HINOCA」への貢献について紹介しました。 当日、出席者に配布された「研究開発成果パンフレット」がJSTのホームページからダウンロードできますので、こちらからご覧下さい。 http://w...

ガソリンサロゲート詳細反応機構バージョン2.0 (SIP-Gd2.0) および簡・・・

SIP革新的燃焼技術ガソリン燃焼チームの成果の一つである,「ガソリンサロゲート詳細反応機構バージョン2.0 (SIP-Gd2.0)および簡略化反応機構バージョン2.0 (SIP-Gr2.0)」を公開いたします. この反応機構は, 本プロジェクトで実験・検証に用いてきた,5成分共通サロゲート燃料に対応するものであり, 実ガソリンの着火性・燃焼速度などの基礎燃焼特性をほぼ再現することが確認されています. 組成や成分の詳細は参考文献に譲りますが, 本プロジェクトに参画する多くの大学の研究者の協力により, 個々の成分の基礎燃焼特性だけでなく,混合物の燃焼特性に対する検証を行ったものであります.反応機構に改良の余地はまだあるものと思われますが,一定の検証を完了いたしましたので, これをバージョン2.0として公開し,多くの利用と試験に供することで,さらなる改良へのご提言と示唆を頂きたいと考えております. 本反応機構を引用される場合は以下を引用して頂けますようお願いいたします. (詳細反応機構) [1] 三好 明・酒井 康行, ガソリンサロゲート詳細反応機構の構築, 自動車技術会論...

2018年度日本燃焼学会論文賞受賞報告

高橋栄一(産業技術総合研究所)、倉持晃(筑波大学)、西岡牧人(筑波大学)は,SIPスーパーリーンバーンエンジンの燃焼室内でバリア放電を形成、予混合気を改質して火炎伝播を促進する技術を開発した。 その成果公表論文に対して、日本燃焼学会より2018年度日本燃焼学会論文賞が授与された。表彰式は第56回燃焼シンポジウム(堺市産業振興センター)にて2018年11月15日(木)に行われた。 表彰論文: Eiichi Takahashi, Akira Kuramochi, Makihito Nishioka, Turbulent flame propagation enhancement by application of dielectric barrier discharge to fuel-air mixtures, Combustion and Flame 192 (2018) : pp.401-409 (文責:産総研_高橋) [caption id="attachment_2300" align="aligncenter" width="300"] 日...

リーンバーンエンジンのOH/HCHOのLIF同時計測を世界で初めて成功

東京工業大学の店橋教授・志村准教授・源助教らの研究グループと慶應義塾大学の横森准教授により、リーンバーン条件のレシプロエンジンにおいてOHラジカルとホルムアルデヒドの平面レーザ誘起蛍光法同時計測が世界で初めて行われました。この成果報告は、11月14日(水)―16日(金)に大阪府堺市で開催された第56回燃焼シンポジウムにおいて、「タンブル強化SIエンジン内希薄火炎の複数化学種PLIF同時計測」という題目で修士課程2年の諸貫達哉により発表され、大きな反響があると共に熱い議論が交わされました。本計測は、リーンバーン条件での火炎構造の解明に大きく貢献し、さらに、サイクル変動抑制法の構築に向けて重要な指針を与えることが期待されています。 (文責:東工大_志村) ...

2018 SAE/JSAE Small Engine Technology Co・・・

日時:2018年11月6日(火)〜11月8日(木) 場所:Hilton Düsseldorf Small Engine Technology Conference(SETC2018)がデュッセルドルフで開催されました。 この学会は、SAE International と 自動車技術会の共催で毎年開催されているものです。 SETC2018では67件が採択されました。 SIPガソリン燃焼チームからは2件の講演発表がなされ、クラスタ16日本大学が Best Presentation Award を受賞しました。 題目: Influence of Autoignition and Pressure Wave Behavior on Knock Intensity Based on Multipoint Pressure Measurement and In-Cylinder Visualization of the End Gas 受賞者:山下貴大(日本大学大学院) 著者:Takahiro Yamashita, Shuhei Takahata,...

平成30年度 SIP「革新的燃焼技術」公開シンポジウムが開催されます

2019年1月28日(月) 最終年度となる平成30年度のSIP「革新的燃焼技術」公開シンポジウムが、東京大学 安田講堂において開催されます。開催概要がJST(科学技術振興機構)のホームページに掲載されましたので、ご覧下さい。 http://www.jst.go.jp/sip/event/k01/20190128/index.html...

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