SIP 革新的燃焼技術 ガソリン燃焼チーム

  • 文字サイズ
  • 標準
  • 拡大

調査・研究レポート

LDV MEASUREMENT OF NEAR-WALL VELOCITY DI・・・

  概要:レーザードップラー流速計(LDV)を用いて可視化エンジンピストン壁近傍での速度分布取得に先立ち、チャネル風洞での壁極近傍(壁から約90 mm)の速度分布を高精度に計測し、壁面せん断応力の算出を行った。また主流流速の

C2-C5アルケンの着火特性評価

ガソリン燃焼の中間体として重要な低級アルケンの着火特性を温度分布制御マイクロフローリアクタの微弱火炎で調べました。炭素数の増加に伴って着火性が向上する(より低温位置に微弱火炎が定在する)一般的な傾向に対して、エチレンの特異的な高着火性を

高温・高圧条件での希薄予混合気の層流燃焼速度計測

同軸上に球状に伝播する火炎を2つ作り,それらをぶつけることで火炎が膨張によって移動する速度を相殺し,画像から燃焼速度を求める方法(ダブルカーネル法)をレーザー点火という次世代の点火手法を用いて実現しました。このような計測法を用いて,圧力

リーンバーンにおける適応空燃比制御

本研究では,単純適応制御を用いることで,リーンバーン下における空燃比を目標空燃比に保持する制御を行った.構成した制御則をテストベンチで検証することによって,点火時期が変化しても目標空燃比に収束可能であることが確認された.空燃比は最大1.

火炎伝播とノックへのEGRの効果に関する反応解析

排気再循環 (EGR) は内燃機関で広く使われる技術の一つであるが、その燃焼への影響は多くの物理・化学的効果の複合であり、それらの切り分けができていない。本研究では詳細反応機構を用いたシミュレーションにより、EGRの効果を熱容量・層流火

未燃ガス自着火からノッキングに至る挙動

燃焼室内圧力振動を伴うノッキングは,未燃ガスの自着火により起こりますが,自着火の状況に依って,強い圧力振動に至る場合と至らない場合があります.本研究では,燃焼室内全域が可視化されたエンジンを用いて,未燃ガスが様々な状況で自着火する条件で

ノック現象のホットスポット発生源について

ノック現象における末端ガス中ホットスポット発生過程を明確にした.初期点火を起源とし,筒内を伝播するパルス的な圧力/温度波が,ホットスポットの発生源である.更に,ホットスポットの度合いは,燃料の着火遅れ時間特性に依存する.そのため,与えら

急速圧縮装置を用いた実用ガソリンの自着火研究

熱効率50%を狙うガソリンエンジン筒内の温度,圧力,燃料濃度におけるSIP共通ガソリン及びSIPサロゲート燃料の着火遅れ時間を急速圧縮装置で取得しました.本計測データは,ノック予測に必須の実用ガソリンの詳細素反応モデルの構築に役立てられ