乱れのスケールが燃焼促進におよぼす影響
さらなる超希薄・高EGR化を実現するため重要となる燃焼促進を目的として,乱れのスケールが希薄・EGR条件下における乱流火炎の燃焼期間および火炎面形状に及ぼす影響について調査した.
その結果,同じ乱れ強さにおいても乱れのスケールを小さくすることにより,初期燃焼が促進され,燃焼期間が短縮されることが確認された.
森田理喜
九州大学大学院
詳しくは:
森田理喜,福島拓哉,原田幸信,永野幸秀,北川敏明:定容燃焼容器による乱れのスケールが希薄・EGR条件下の火炎形状および燃焼特性に及ぼす影響の検討、自動車技術会2017年春季大会学術講演会、192、横浜(2017.5)
コメント
乱れ場を伝播する火炎に及ぼす乱れの空間的なスケールの影響を示すことができました.燃焼促進手法の検討や伝播火炎のモデル化に有用な知見であると考えます.
北川敏明 九州大学 教授