ノック発生確率制約を考慮した熱効率最適化制御アルゴリズム構築に世界で初めて成功!
サイクル毎の点火時期決定による熱効率向上を図る場合、ノック発生を如何に抑制するかが重要な課題になる。本研究では、サイクル毎ノック発生確率の最尤推定と熱効率の極値探索手法を融合し、ノック発生確率閾値をリアルタイム探索境界とするノック発生確率閾値制約を考慮した熱効率向上制御アルゴリズムを提案した。
Xun Shen
上智大学大学院
詳しくは:
Xun Shen, Yahui Zhang, Tielong Shen, and Chanyut Khajorntraidet, Spark Advance Self Optimization with Knock Probability Threshold for Lean-Burn Operation Mode of SI engine, Energy, Vol.122 ,pp 1-10, 2017.
DOI:10.1016/j.energy.2017.01.065
コメント
本研究はオンボードサイクリック制御による効率向上技術開発の目的を具体的に実現したよい事例であり、ノック確率抑制と効率最適化のトレードオフを確率制御と極探索の視点からチャレンジした成功例である。
申 鉄龍 上智大学 教授