高速PIV 計測および数値計算を用いたガソリンエンジンにおける筒内流動解析
ガソリンエンジンの高効率化において筒内流動の強化は重要であり,古くから研究されてきた.
本研究では,高タンブル ロングストロークエンジンにおける筒内流動について高速度PIV計測による実験結果と数値シミュレーション結果から検討を行った.バルブタイミングによる筒内流動への影響は大きく,シリンダ壁面に沿って回り込む気流や吸気バルブへの逆流について,大きな差異が認められた.
松田 昌祥
慶應義塾大学大学院
修士課程1年
詳しくは:
松田昌祥, 藤澤直己, 横森 剛,高速PIV 計測および数値計算を用いたガソリンエンジンにおける筒内流動解析,日本機械学会関東支部関東学生会第55回学生員卒業研究発表会,日本機械学会,2016年
コメント
筒内流動はガソリンエンジンにおける燃焼に強く影響を与え,特に希薄燃焼においては燃焼形態を変化させることが示唆されています.この研究でなされた実験および数値計算から流動を解析することは重要といえます.
横森剛 慶應義塾大学 准教授