水添加によるSIエンジンの冷却損失低減を実証した研究成果をComodia2017にて発表
SIエンジンの燃焼サイクルを単発模擬可能な急速圧縮膨張装置(RCEM)を用いて、水添加が燃焼と壁面熱伝達に与える影響について調査した。その結果、水添加によってノックが抑制され、ピストン頂面の局所熱流束が低減されることを明らかにした。
山田涼太
東京工業大学大学院
詳しくは:
Ryota Yamada, Susumu Sato and Hidenori Kosaka.“A Study on Reduction of Cooling Loss by Water Addition in SI engine by using Rapid Compression and Expansion Machine”,COMODIA2017
コメント
筒内水噴射と超希薄燃焼を組み合わせた新コンセプトの現象解明のためにRCEMを用いた模擬試験を実施した。一方で、共用エンジンを用いた試験により同コンセプトの熱効率向上効果を実証している。
小酒英範 東京工業大学 教授