SIP 革新的燃焼技術 ガソリン燃焼チーム

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平均圧力が急激変化する燃焼場を対象とした世界初のSGS燃焼モデルの検証と開発

 

ガソリンエンジンを想定して,平均圧力が大きく変化する乱流燃焼場、定容容器内乱流予混合火炎のDNS結果を用いて,Fractal Dynamic SGS燃焼モデルの検証を行うとともに,その適用性拡大のための手法を提案した.

山田理恵
山田理恵
東京工業大学

詳しくは:
山田 理恵,名田 譲,平岡 克大,Yenerdag Basmil, 源 勇気,志村 祐康,店橋 護:定容容器内乱流予混合火炎のためのフラクタル・ダイナミックSGS燃焼モデルの構築、第30回数値流体力学シンポジウム,第30回数値流体力学シンポジウム予稿集,1-4(2016)

コメント

SIP革新的燃焼技術で開発中のHINOCAの高精度化には,LES用の高精度なSGS燃焼モデルの開発が不可欠である.乱流燃焼モデルの開発・検証は,平均圧力が変化しない燃焼場で行われることが一般的である.本研究では,筆者らが開発中のFDSGS燃焼モデルをガソリンエンジンに適用するために,世界で初めて平均圧力が上昇する燃焼場においてモデルを検証している.また,HINOCAに搭載することを前提に,未燃予混合気の温度と圧力により時々刻々変化するモデル内の物理量を簡易的に与える方法も提案されており、これはHINOCAの高速化にも大きく貢献することが期待される.

店橋護 東京工業大学 教授