乱流燃焼ダイアグラムを用いたスーパーリーンバーンSIエンジンにおける燃焼形態の検討
熱効率50%を達成するために超希薄燃焼の実現が期待されるが,サイクル間燃焼変動が課題となっている.本研究では層流燃焼速度,火炎帯厚さ,乱れ強さ,積分長さスケールの4つの物理量を推算し,Peterの乱流燃焼ダイアグラム上にクランク角履歴を示した.超希薄燃焼においては乱流カルロビッツ数が大きく,消炎作用を強く受ける.
菅田健志
慶應義塾大学大学院
修士課程2年
詳しくは:
菅田健志,李世埈,横森剛,飯田訓正:乱流燃焼ダイアグラムを用いたスーパーリーンバーンSIエンジンにおける燃焼形態の検討,自動車技術会2016年秋季大会学術講演会講演予稿集,20166383(2016)
コメント
スーパーリーンバーンは従来の火炎伝播とは異なり,Thin reaction zonesないしはBroken reaction zonesをとる可能性が示されました.本研究で得られた知見は,スーパーリーンバーンの実現に貢献することが期待されます.
飯田訓正 慶應義塾大学 特任教授