スーパーリーンバーンSIエンジンの燃焼室壁面の熱流束に及ぼすタンブル流動およびガス温度の影響
前報の続きとして、ファイアリング条件の実験結果を報告した.希薄化すると主に膨張行程で熱流束が減少し,冷却損失が低減できる.一方,タンブル流動を強化すると膨張行程の熱流束値が大きく,冷却損失が増加する.以上から,強タンブル下で希薄燃焼を行うことにより,冷却損失を低減できる可能性があることがわかった.
山本英継
慶應義塾大学
研究員
詳しくは:
山本英継,小嶋慧,松浦勝也,横森剛,飯田訓正,石井大二郎,三原雄司:スーパーリーンバーンSIエンジンにおける燃焼室壁面の熱流束に対するタンブル流動およびガス温度の影響,自動車技術会2016年秋季大会学術講演会講演予稿集,20166384(2016)
コメント
この実験結果から,スーパーリーンバーンを強タンブル下で行うことにより,冷却損失を低減できる可能性があることが示されました.
飯田訓正 慶應義塾大学 特任教授